アクタスから翔び立ったプロたち
Professional Interview
大手企業8社の監査役も
北陸最大の法人にできたのも
アクタスでの学びが活きたから。
宮田 健一郎さん
税理士法人 宮田会計
代表社員 税理士
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アクタスで得たことは?
大企業と渡り合える度胸。
大学院修了後に海外留学をして、25歳になる2005年にアクタスに入りました。当時の税理士業界はどこも多忙でアクタスも通常の税務に加え、資産流動化案件が次々と舞い込んでいました。当時、多い時には私が担当する償却資産税の申告件数は約150件、1週間で20社分の申告書をつくってと、ものすごいボリュームでよくぞ生き長らえたと思います(笑)。私は2010年3月にアクタスを卒業しましたが、在職期間5年でアクタスの一員としてやり切った感がありました。そう思えるのは私のできる範囲を周囲がきちんと理解して、それを踏まえた挑戦の機会や責任のある仕事を任せてくれたから。例えば英語の案件やろうよと、外国政府系ファンドの社長に日本の消費税を説明する役割をくれて、それがきっかけでREIT案件をいただき、さらにそのつながりで様々な上場企業との交流が生まれ、現在の大手企業8社の監査役につながっています。大きな企業と臆せず渡り合える度胸をつけさせてもらった。まさに今の私の基盤になっているなと感じます。
同業とアクタスの違いは?
会計事務所らしくない業務や
挑戦がある。
税務会計の枠に留まらないことです。僕が入った当時のアクタスは37名しかいなかったのですが、会計アウトソーシングを始めたり、経理要員の派遣に取り組んだり、自分たちのキャパを遥かに超える大企業の顧問を取ってきてはきちんと応えたり、いち早く資産流動化に取り組みファンド案件を獲得したり、システム部門をつくったりと、常に新たな挑戦を試みてきました。挑戦の度に新しい業務が生まれ、それに応える体制をつくる。この挑戦は今もアクタスが行なっているセミナーをご覧になれば垣間見えるはずです。世の中には日々の業務で1日が終わってしまう事務所もあります。しかしアクタスはそれで終わりません。常に経験を広げる機会、挑戦がプラスされる。だからこそアクタスには多種多様な人材が集まり、それぞれが活躍し、現在200名を超えるコンサルティングファームになったんだと思います。会計事務所らしくない業務やチャレンジがたくさんある。これはやはりすごい魅力じゃないかと外から見ていて思うのです。
あなたが目指すプロとは?
胸襟を開いて話せる関係を広げる人。
私が卒業した理由は祖父から父へ継がれた金沢の会計事務所を継ぐためです。手前味噌になりますが、25名ほどだったスタッフは今51名、うち社員税理士は10名。拠点は7か所に増え、北陸では最大規模の税理士法人として相続税申告件数は北陸三県のシェア約5%強を担うまでになりました。これから5年間でさらに100名体制を目指します。こうしたことができているのはアクタスのおかげです。当時吸収した考え方やビジネスモデルを北陸マーケットに合わせて展開できました。退職を申し出たときは「地元できっと生かせる資産税をもうちょっと経験してからにしよう」と最後に勉強させてもらった甲斐がありました。でも知識以上に大切なのは信頼づくり。胸襟を開いて話ができる関係を社内外につくることでその輪はどんどん広がること。その関係で成り立つのが士業でありプロなのだと気づかせてもらいました。だから今も税理士会では金沢市の副支部長や石川県の常任総務ほか他団体の理事、金沢ロータリークラブの役員などやれることは全部やろうと思って挑戦しています。