税務会計国内・国際
Professional Interview
ローマで移転価格のプレゼン。
環境はいくらでもつくれる。
T.O
アクタス税理士法人
マネジャー
あなたがめざすプロとは?
どんな問いにも
回答できる引き出しをもつ。
2020年3月にアクタスのパートナーを退任されましたが、国際税務部門の責任者であり上司である千葉哲範さん(公認会計士・税理士)*が、私のめざすプロフェッショナル像です。千葉さんのグローバル・タックスプラニングは誰も真似できないのではないかと思うほどの知識とノウハウで、国によって不明点があっても、各国の税制や税務に精通した専門家ネットワークを使って一発解決。その姿は圧倒的なプロです。私もいつか千葉さんに、とは言えない存在なので、まずはタックスプランニング以外の国際税務は一人で完結できるよう精進したいですね。私は自動車関連のエンジニアから転身し、さらに英語という税務業界では付加価値の高いスキルに魅力を感じてこの道を志しました。オーストラリア留学で語学と、利益に徹底的にこだわるスタイルを身につけましたが、いまアクタスの国際税務で活きています。アクタスでは一人の時間の標準原価が示され、業務にかけて良い時間が明確にわかります。サービスレベルを落とさず、いかに生産性高く効率よくやるか。この意識が、私の働き方のコアになっています。
*日本公認会計士協会・租税調査会・国際租税専門委員会委員、東京税理士会常務理事 会員相談室長。米国税務修士号所持者。
努力していることは?
気持ちよく働く環境は
自らつくれる。
外資系企業は試行錯誤の姿勢が基本です。最初から完璧なものはない。より良いものを一緒に目指そうという姿勢で、品質と生産性を意識した取り組みができますし、オンとオフのメリハリが明確です。休暇の理解もありますので、ピークの1〜3月を除けば、有給などを組み合わせて2〜3週間の休暇を取って、年3回は海外に行きます。いつでも海外プレゼンができるよう英語力を磨いているんです。実はアクタスが所属する税務・会計の国際ネットワーク「Integra International」では毎年、世界から会計士が集まるTax Workshopが催されます。ここで私は英語によるプレゼンデビューを果たしました。2019年もローマで移転価格についてプレゼンしました。自ら手を挙げ、行ってこいと背中を押してくれる。これがアクタスなんです。近くに目指したい圧倒的なプロがいて、生産性の指標を見ながら自ら業務効率を追求できる。やりたいことは挑戦させてくれる。この環境をもっとよくするために、いまピーク時以外は定時になったらダッシュで帰る、よく休むというスタイルを先頭切って実践しています。これで自分が気持ちよく働けて、学べて、稼げたら最高ですよね。最適な環境を自らつくり、実現することがアクタスはできるのです。
- いまの仕事は?
- 外資系企業、外国人(インバウンド)の確定申告から移転価格の文書作成、税のアドバイスなど国際税務をトータルに支援しています。お客様とのやり取りはヘッドクォーターの方とメール(英語と日本語)が基本です。春からメンバーの管理業務も担い始めました。
- アクタスの違いは?
- お客様と案件領域の幅広さ。フランスの卸売業、中国のエネルギー産業など国も業種も、売上規模も年数千万円から数百億円までと様々です。まだ私はできませんが、クロスボーダー取引やM&Aに関連する税務、グローバル・タックスプランニング案件もあります。
- 志望する⽅へ⼀⾔
- 自ら考動できる人がすごく楽しく働けます。外国のお客様は、挑戦した上でのミスはトライ&エラーとして許容してくれます。その代わり、次は必ず品質を向上すること。常に挑戦の機会をいただけるので、自ら果敢に挑戦したい人には最高の環境だと思います。